ドイツ人は本当は勤勉じゃない!ドイツ人は実際どう働いているの?

ドイツ人の働き方は効率的だったり、時間の使い方がうまいと言われています。昼休憩も短く45分間だったり、朝早く来て、夕方には帰るそんなイメージがあり、しかも夏と冬には長い休みをとって、日本よりも経済がいい!よく聞く話だと思います。なんで?と友人から聞かれるし、私自身も釈然としなかったのですが、最近、ちょっと気がづいてきました。それは休む制度が多いからこそなんではないかと。いや、ようするに別に勤勉に効率的に仕事しているわけではないんだよと。

 

休む制度がドイツの景気を後押ししている?

例えば、ドイツでは、平均有給は30日です。また、育児休暇で14ヶ月休めたり、男性でも、私の隣の席の同僚は2ヶ月ぐらいは休んでいました。さらに、病欠も簡単にとれます。会社の飲み会はほぼない。また、フレックス制度がフレックスすぎる!急いでいるときは朝の7時にきて、12時半に帰っても大丈夫です。

これはどういう好循環を生み出しているかというと、

1.仕事が3時に帰れる => 平日に買い物ができる、平日に病院にいける、平日に、家族と過ごせる、平日に市役所に行ける、平日に美容院にいける 以下略) => お店や市役所など、を夜遅くまで開けておく必要がない => むしろ土日はスーパーも、お店もしめよう =>休み増える => ( ´ ▽ ` )ノ

2.有給は絶対にとらなければいけない => 同僚が全員、夏、冬に2週間から4週間の休みをとる => 前から計画しとかないとやばい => すこし多めに社員を採用する => ( ´ ▽ ` )ノ

きっと休みが長いことが、採用を増やし、キャッシュフローも生まれ経済にいい理由なのかもしれません!ということで、今回はそんな休める制度のひとつフレックス制度Gleitzeitをご紹介します。(前に書いた記事のコピペ)

Gleitzeitとは

ドイツで誰もが好きな制度、Gleitzeit(グライツァイト)。日本語でいうとフレックスタイム。
日本語でそうは訳してみたもの意味合いが少し違います。

私の働いた会社(自動車関係の大会社)の制度をちょっと紹介。
こちらでは、コアタイムがあって、前後3時間ぐらい早く来たり遅く帰ったりできます、日本でも同じですね。ただ1時間長く働いたり、残業をした時に残業代がでません。その代り、このGleitzeitのシステムでは、残業をした分代わりに休む必要があります。 例えば、毎日1時間ずつ残業すると、8日間で8時間。そこで1日分休みができます。私の場合は意識をしなくても残業時間がたまっていき常に40時間程度は毎月Gleitzeitがたまっていました。ようするに5日文の休みです!翌週一週間休めるってことなんです!!すごいですよね。

もちろん急にそんなに休めるわけでもないので、ほとんどの同僚が朝の7時から8時に会社に来て、15時、16時には帰ります。金曜日は、残業時間を消費するために13時や14時に帰っていました。もちろん16時に変えるわけですから、仕事の後の飲み会なんてまったくありません。

私は独身なので、16時ぐらいから、川の近くでアイス食べたり、カフェで友達としゃべったりしていました。

ある日ふと、同僚にどうしてそんなに早く来て、早く帰るの?と聞いたことがあります。

「息子が夜8時には寝るから、4時に帰らないと一緒に遊ぶ時間がないんだ」 なるほど。日本人のお父さんが聞いたら心に響くものがきっとありますね。

さいごに

休むことが経済を後押しするかもしれないという話でしたが、日本の場合は何から始めたらいいんでしょうか?金曜日を半日休みにしたら変わるのでしょうか?いや、正直、変わらないと思います。おそらく休める人が休めるようになるだけでしょう。

ドイツ人と日本人は性格が似ているって言ったのは誰だ!?っていいたいぐらい似てないですよね。日本でもドイツと同じようになれるように何かしたいなーと思っています。

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