ヴルカヌス・イン・ヨーロッパ・プログラムは、日本の理工系学生を対象とした、一年間の奨学金付プログラムです。
欧州での4ヶ月間の語学研修と8ヶ月間の企業インターンシップから成り立っています。
私もこのプログラムに2009年に参加し、ドイツのベルリンで4ヶ月間の語学研修を受け、その後、Friedrichshafenというドイツの南にある街で8ヶ月間インターンシップをしました。
参加後のアンケートでは、1年という期間限定であれば、みんな満足して帰って来れた!と自信を持って答えています。
ここでは、プログラムの応募の仕方から、参加した人の体験談を少しご紹介します。
Vulcanusプログラムに合格する方法とは?
Vulcanusのプログラムの概要については、WEBページにしっかりと、記載がしてあるとおりです。
一次審査は書類面接です。私が応募したときは、英作文がありました。もちろん内容をしっかり考えて、何度もNativeの方に見てもらい、それから応募をしました。
理系の学生で海外に興味がある人は少なく、Vulcanus in Japanというヨーロッパの学生が日本に来るプログラムに比べて倍率は低いそうです。私が受けたときで400人応募があって、25人ぐらい受かったと記憶しています。
そして次にあるのが2次面接。ここでは英語力はもちろんのこと、この学生は一人でヨーロッパで生活できるかどうかが見られます。面接の内容等は言えませんが、やる気があって、海外でもやっていけると思われたらきっと大丈夫です。
ちなみに私のTOEICの点数は当時で700点ちょっとでした。また、英語での自己紹介ぐらいはしっかり準備していきましょう。
この二次面接のあとに待ち受けているのが企業マッチングです。実はこれはすごく大事です。行きたい国と企業でできる内容が違ってあまりにも関係ないところに応募してしまうと、最後のマッチングで失敗ということにもなるかもしれないし、興味はあるけど、この国はちょっとなって思うことがあるかもしれません。しっかり考えて応募しましょう!
また、大学3年生や4年生よりも、大学院1年、2年を終えた人たちの方が参加者が多い傾向がありました。これは専門性があるかないかの関係があります。お勧めの参加時期は大学4年の時期に応募し、帰国後に海外の大学院に進学や、就職をそのままできる可能性があるからです。
Vulcanusの何がそんなにいいの?
受かったあとは本当に楽しい!
一緒に参加するメンバーで集まって、飛行機のチケットの購入方法や現地での保険について話し合ったり、たまたまドイツに派遣されるメンバーが9人近くもいたのでドイツについて調べたりなどなど。
このヴルカヌスに参加した一年間は、新しい文化に触れることができ、今まで大学の研究に追われたり、試験に追われた人生から離れて、自由になることができました。そして一年後には日本に帰って来れることが保証されています。
この恵まれた環境で新しい体験、価値観を育むことができた幸運にほんとうに感謝しています。
語学学校やインターンシップの間に、旅行ができるのもこのプログラムの魅力的な点です。
現地の生活がどんなのかは参加した人たちがいろいろとまとめてくれています。ちょっと覗いてみましょう。
私が参加した2009年の頃は同期のナカモト氏がまとめてくれていましたが今はだいぶ変わっているはずです。ということで最近の参加者のブログをグーグルで検索しました。。。。。。見つからないです。
一番まとまっているのは本家のページの体験談ですね。ここでは私と同様にFriedrichshafenのZFに参加された方の話が書いてあります!
最近の人はあまりブログに興味がないのかもしれないですね。残念です。もしこのプログラムについて質問があればいつでもコメント欄から受付けています。
ちょっとしたプチ知識ですが、日本の大学で学生支援機構から奨学金をもらってる人はそれを1年間とめてもらうことができますよ!
また、このプログラム参加中に気になってくるのが、ロンドンキャリアフォーラムと、ボストンキャリアフォーラムです。これについは、また違う記事でご紹介します。